のんびり王子の成長記

出産顛末記 〜入院直後〜

今回は「おしるし」から始まりました。
予定日一週間前の日曜日だったので、最後の買い物に出かけている途中に「おしるし」がありました。それから帰宅後、「破水」。病院に電話をして、タクシーに乗っている間に「陣痛」が始まりました。

病院に着いたのは、夜の11時でした。
陣痛室で入院着に着替え、お腹の張りのモニターをつけて、赤ちゃんの心音を録音しました。これは後でCDにしてもらうことができます。

12時半ごろ、病室に戻って、陣痛が強くなるのを待ち、このときはヒトミも一緒に病院に来ていたので、一旦ヒトミを寝かせに旦那の麻呂は家に帰りました。
陣痛はまだ10分間隔で、私ものんびり荷物を広げたり、病院でもらったアメニティを確認したり、持ってきていた妊婦雑誌の「出産までの流れ」みたいなものを読み返していました。

臨月のおなか2時頃、陣痛は5分間隔になり、私は臨月のお腹を撮影していないことに気づいて、セルフポートレイトを何枚か撮影しました。陣痛は1分痛くて、残りの4分は痛くないので、5分間隔ぐらいまでは、けっこういろいろ遊べます。

2時半ごろに旦那が戻って来て、痛みは3分間隔になりました。
痛みが1分で痛くないのが2分なので、呼吸と気持ちを整えるのに1分ぐらいかかってしまうので、だんだん余裕がなくなってきます。でもまだ残りの1分で旦那と笑顔で雑談ぐらいはできました。

かなり「赤ちゃんを出したい=いきみたい」って感じになってきましたが、その感覚を逃すために、テニスボールをお尻の下に敷いて我慢しました。これはヒトミのときも用意していたグッズだったんですが、ヒトミのときは、どうすれば「いきみのがし」ができるのかわからず、使えなかったものです。今回はすごく効果的に使えました。

痛くなったらナースコールするように言われていたのですが、いつコールしたらいいのか、よくわかりません。このへんでちょいとコールでもしておくか、と旦那と相談して、コールしてみました。
内診があり、もうすぐなので、今のうちにトイレに行っておいてくださいと言われました。
で、トイレに行き、病室でもうちょっと陣痛とおつきあいします。

出産顛末記 〜いよいよ出産〜

それから10分もしないうちに、間隔が2分になりました。こうなると、かなり体力が必要です。1分痛くて、1分で疲れを癒す間もなく、次の痛みが来ます。しかも、どんどん赤ちゃんが下に来ている気がして、「早く出せ〜」とお腹の中から押しているようです。
(男の子とわかっていたので)彼もがんばってるんだなと思いながらも、まだ出してはいけないので、我慢しました。

3時になって、かなりいきみたくなってきたので、もう一度ナースコールしました。陣痛室に移ったのですが、内診をしたら、もうかなりキテるみたいだったので、すぐに分娩台に移動。
「もういきんでいいよ」という看護婦さんの天使のような声に、私はうれしくなりました。
ヒトミのときは、「いきんで」って言われても全然どうしろと言うのだ?とわからなかったのですが、今回はソフロロジーの呼吸法を前回と同じようにしただけで「上手ですよ〜」と言われました。
陣痛の直後に、赤ちゃんが勝手に自分でグイグイと出てくる感覚がわかります。私は何もせずに、ラクにしているだけで、上手と言われるのです。いきむって力がいると思っていたのに、ぜんぜん必要ないので、これが正しい出産なの?とナゾでした。

臨月のおなかでも、とにかく私は楽なまま、赤ちゃんが自分でちゃんと出てきてくれて、頭が出てきたよ〜と言われて、それからすぐに体も出てきて、羊水を口から吸い出してもらって直後、おぎゃ〜と泣き声が聞こえました。
前回は何が何だかわからなかったのですが、今回はちゃんと出てくる瞬間を自分の目で見ました。うれしかった〜。